爪のメラノーマ(悪性黒色腫)について

メラノーマ症状

メラノーマを正確に診断するためには、該当箇所を切除して生検組織を病理学的に分析します。
しかし、メラノーマの周囲組織を切り取った場合、がん細胞が刺激されて転移を起こすことも考えられます。
そのため、生検しないで視診と触診で診断する医師が多いようです。

最近では、「ダーモスコピー」という拡大鏡のような機械で該当箇所を観察して、良性か悪性かを見極める方法もとられます。

次の5つの症状がすべてそろった場合にメラノーマの可能性が高くなります。

◆左右が非対称
◆境界が不規則
◆色がまだら
◆直径が6ミリ以上
◆盛り上がっている

メラノーマの進行速度は、ガンの中でも早い方です。
がんの深さが2ミリほどになると、かなり早い速度で悪化していきます。
早期発見が重要になります。

メラノーマの治療法

メラノーマの治療は、円形(直径1~3cm)切除を手術によって行います。
この他、抗がん剤を用いた化学療法、患者自身のがんに対する免疫力を増強して治療である免疫療法などがあります。
転移が疑われる場合は、センチネルリンパ節の切除を行います。

いずれにせよ、
早期発見、早期治療が望まれますので、気になるほくろを見つけたなら、急いで病院に行って検査してもらってください。


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