メラノーマ(悪性黒色腫)を治療するには初期の診断が重要

メラノーマの特徴は、初期の段階では普通のほくろと見た目で見分けることは難しいことです。
さらに、痛みやかゆみといった症状が現れない点も判断を難しくしています。

そのため、進行するまで皮膚がんであると気付かないことが多く、
異常を感じて病院を受診した時には、既に進行して転移している場合さえあります。

メラノーマとほくろの見分け方

メラノーマの名医として知られる皮膚科「石原和之」医師による
メラノーマとほくろの見分け方をご紹介します。

1.形の違い:ほくろやいぼ、あざ等の表面が崩れたり、根本が固くなったり、
        凸凹になったりという形の変化に注意。
        ほくろは円形に近いですが、メラノーマは形が非対照で、底辺がギザギザ、
        皮膚との境の色がはっきりしていません。
2.大きさの変化:ほくろが1年の間に2~3ミリ大きくなるのは要注意
        直径が7mm以上あっても要注意です。
3.色の変化:ほくろやあざが真っ黒になったり、反対に脱色して赤っぽくなってきたら危険な初期症状

発見が遅れることが多いためか、メラノーマの死亡率はとても高いのが特徴です。
異変を感じたら専門医のいる病院(大学病院の皮膚科やがんセンター)で検査を受け、早期発見するのが最も有効な治療になります。


→お近くの皮膚科を検索する

このページの先頭へ