目立つ大きなほくろでお悩みの方へ
赤ちゃんにはほくろはありません。
でも、年齢を重ねるにつれて、体の色々な場所にホクロは増えるものです。
ただ増えるだけでなく、短期間に大きくなるものやふくらむものは病気かもしれません。
ほくろの病気で怖いのは“皮膚がん”や悪性腫瘍の“メラノーマ”でしょう。
これらは転移すると命にかかわります。
病気の治療や美容の目的で、ほくろを除去しようと思う人は多いです。
ほくろをとるためには形成外科などで手術して切除する他に、美容整形でレーザーを使う方法、除去クリームを使う方法などがあります。
切除した方がいいものと、そうでないものの見分け方や皮膚科クリニック・病院のこと、除去するための手術方法、癌(ガン)との関係など、ほくろを取るための情報を集めてみました。
ほくろと皮膚ガンの関係
ほくろだと思っていたしみが、実は癌だったということがあります。
切除した後検査して初めて分かることも多いです。
がんの疑いがある場合は、念のために「病理検査」をしてもらいましょう。
この「病理検査」とは、専門医が顕微鏡を使って検査することです。
万一、腫瘍であった場合でも、良性か悪性かを診断してもらえます。
悪性のほくろができやすい場所は足の裏が最も多いという統計があります。
1位:足の裏 32%
2位:胴体 12%
3位:顔 11%
4位:腕 9%
5位:手・足の爪の部分 8%
6位:膝から下の部分 7%
7位:手の平 6%
年代別で比較した、悪性のホクロが最も発生しやすい年齢が下記です。
0~9歳:0.4%
10代:1.2%
20代:3.4%
30代:8.9%
40代:17.1%
50代:17.9%
60代:23.8%
70代以上:31.2%
となっており、40代以降で発生率が高くなっています。
これは、ほくろの除去を実際に体験して、検査をする人々が40代以降に多いということが考えられます。
皮膚がんの中で最も悪性なのが「メラノーマ」
メラノーマ(悪性黒色腫)とは、「ほくろのがん」と呼ばれるものです。
ほくろやあざなどの黒い色素(メラニン)を作る“メラノサイト”という細胞がガン化するのが原因です。
皮膚がんの中でも、最も厄介であると専門家は言います。